検討すべき
タイミングと注意点。
こんにちは、才光不動産です。
「住宅ローンの借り換えって、やったほうがいいですか?」。売却や購入の相談をしているとき、この質問をよく受けます。不動産の売買に直接関係する話ではありませんが、毎月の返済額と総支払額に直結する話ですので、今日は整理します。
借り換えとは、現在のローンを別の金融機関のローンに変えることです。金利が下がれば毎月の返済額が減り、総支払額が大きく変わります。ただし借り換えには費用がかかるため、メリットとコストを正確に比較することが必要です。

借り換えの判断は「金利差・残債・残期間」の3つで決まります。この3つを確認せずに「なんとなくお得そう」で動くと、費用を考慮すると実は損をしていたというケースがあります。
借り換えが効果的な「3つの目安」
一般的に借り換えが効果的とされる目安は以下の3点が揃っているときです。
借り換えにかかるコストを把握する
借り換えは無料ではありません。以下のコストが発生します。事前に総額を計算して、節約できる利息と比較することが必要です。
| 費用項目 | 目安金額 |
|---|---|
| 現在のローンの繰上返済手数料 | 0〜数万円(金融機関による) |
| 新ローンの事務手数料・保証料 | 借入額の1〜2%程度 |
| 抵当権抹消・設定の登録免許税 | 約3〜8万円 |
| 司法書士報酬 | 約5〜10万円 |
| 火災保険の見直し費用 | 場合による |
合計で30〜80万円程度が目安。この総コストを「月々の返済削減額」で割った月数が「回収期間」になります。
変動金利と固定金利、今どちらを選ぶべきか
借り換えの際に「変動か固定か」という選択が生じます。現時点(令和7年)では金利上昇の局面にあります。変動金利は依然低水準ですが、今後の上昇リスクを考慮する必要があります。固定金利は変動より高いですが、将来の返済額が確定するという安心感があります。
どちらが正解かは、残り期間・家計の余裕・金利上昇への耐性によって変わります。「もし変動金利が2%上昇した場合、月々の返済はいくら増えるか」を試算した上で判断することをお勧めします。その増額が生活に支障をきたすレベルであれば、固定金利への借り換えを検討する価値があります。
借り換えを検討している方は、まず現在の金融機関に「金利引き下げ交渉」をすることも一つの手段です。他行への借り換えを検討していると伝えると、金利を見直してくれるケースがあります。借り換え手続きの手間とコストを省きながら、金利改善が実現できる可能性があります。

借り換えは「金利差・残債・残期間」の3つで判断し、コストとの比較を必ず数字で行ってください。感覚でお得そうと思って動くと、実際には損をしていたというケースがあります。まず現在の金融機関への引き下げ交渉から始めることも検討してみてください。
本日は以上です。
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