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不動産の現実

その判断が売却を半年遅らせる

月曜日の不動産の現実 #01

「3社に査定を出して一番高い業者に頼みました」

こんにちは、才光不動産です。

月曜日は少し踏み込んだ話をしようと決めています。業界の中にいると「これは言いにくいな」と感じることが山ほどありますが、知らずに損をする人を見ているほうがもっとつらい。だから書きます。

今日のテーマ:「高値査定」というビジネスモデルの正体

査定価格は「予言」ではなく「営業トーク」

不動産の売却を考えるとき、多くの人がまず複数社に査定を依頼します。そして「一番高く評価してくれた会社が一番頑張ってくれる」と考えて媒介契約を結ぶ。これが最も多いパターンです。

ただし現実はこうです。査定価格は「その価格で売れる保証」ではありません。不動産会社が媒介契約を取るために提示する「入口の数字」です。

業界では「高値つかみ」と呼ばれる手法があります。意図的に相場より高い査定価格を提示して契約を取り、その後に「市場の反応が悪いので値下げしましょう」と誘導するやり方です。

半年後に何が起きているか

高い価格でスタートした物件は、最初の1〜2ヶ月で問い合わせがほぼ来ません。相場を知っているプロは即座に無視し、一般買主もポータルサイトで相場を比較できる時代ですから、割高な物件はスルーされます。

▼ よくある「高値スタート」の経過
1ヶ月目
問い合わせゼロ。担当者から「少し様子を見ましょう」
3ヶ月目
「100万円下げてみましょう」の提案。心が揺れる
6ヶ月目
累計200〜300万円の値下げ。「長期在庫」の烙印を押される
最終的に
最初から適正価格で売り出した場合より低い価格での成約

では正しい査定とは何か

正しい査定は、データと根拠で構成されます。周辺の成約事例、現在の競合物件、買主の属性分布、そして市場の吸収速度。それらを踏まえた「3ヶ月以内に売れる可能性が高い価格」が適正査定です。高い数字を出す業者ではなく、根拠を丁寧に説明できる業者を選んでください。

毎日更新しています。

本日は以上です。

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