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社長の独り言

断ることの大切さ

水曜日の「社長の独り言」

断ることの難しさと
断ることの大切さ

こんにちは、才光不動産です。

仕事で「断る」という行為は難しいです。断れば収入の機会を失います。断れば相手を傷つけることもあります。だから多くの人は断ることを避けます。私もそうでした。でも今は、断ることを大切にしています。それがなぜかを今日は書きます。

受けてはいけない仕事があります。自分が誠実にできない仕事、お客様の利益にならない仕事、自分の軸から外れる仕事。それらを受け続けると、少しずつ自分が変わっていきます。

以前こんなことがありました。売主の方から「とにかく早く売ってほしい、値段はある程度下げてもいい」という相談を受けました。事情を聞くと、急ぐ理由が少し曖昧でした。本当に急ぐ必要があるのかどうか、私には判断がつきませんでした。

そのときの私は「お客様がそう言っているのだから」と、言われた通りに動こうとしました。でも途中で気づきました。急いで売ることで、その方が損をする可能性があることに。もう少し時間をかければ、もっとよい条件で売れる可能性があることに。

正直に話しました。「急いで売る必要が本当にあるか、もう一度考えてもらえませんか」と。その方は少し驚いた様子でしたが、話し合いの末「確かに急ぐ必要はなかった」という結論に至りました。結果的に数ヶ月かけて、最初の想定より高い価格で売却できました。

あのとき「言われた通りに動く」を選んでいたら、私はお客様の損失に加担していたことになります。それは「お客様のために動いた」とは言えません。言われたことをやるのは仕事の一部ですが、言われたことが正しいかどうかを考えることも仕事の一部です。

断ることや、立ち止まることを提案することは、一見お客様に逆らっているように見えます。でも本当の意味でお客様の側に立つとは、そういうことだと思っています。お客様に好かれることより、お客様のためになることを選ぶ。そのための「断る」や「待ってください」を、私は大切にしています。

断ることは、相手への敬意の表れでもあります。「この人には本当のことを言う価値がある」と思っているから、断ったり立ち止まったりできる。そう考えると、断ることは決して冷たい行為ではないと思っています。

毎日更新しています。

本日は以上です。

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