この仕事を選んだ理由を
久しぶりに思い出した
こんにちは、才光不動産です。
仕事をしていると、日々の忙しさの中で「なぜこの仕事をしているのか」を忘れることがあります。書類を処理して、電話をかけて、調整して、また書類を処理して——。その繰り返しの中で、最初に持っていた気持ちが薄れていく。それは、どんな仕事でも起きることだと思います。
先日、久しぶりにその気持ちを思い出す出来事がありました。

数年前に購入のお手伝いをしたご家族から、年賀状が届きました。子どもたちの写真が添えられていて「あの家で元気に暮らしています」という一言が書かれていました。
その家族のことは覚えています。当時、共働きで小さな子どもが二人いて、予算に限りがある中でいい家を探すのに苦労しました。何度も一緒に物件を見て、何度も条件を整理し直して、最終的に「この家でいこう」と決めた日の夫婦の顔を、今でも思い出せます。
年賀状に写っていた子どもたちは、会ったときより明らかに大きくなっていました。あの家で、数年分の時間が積み重なったのだとわかりました。その時間の重みが、写真から伝わってきました。
私がこの仕事を選んだのは、人の暮らしに直接関わる仕事がしたかったからです。人の人生の節目に立ち会いたかったからです。それは今も変わっていません。でも日々の忙しさの中で、その気持ちは時々見えにくくなります。年賀状一枚が、その気持ちを手元に引き戻してくれました。
お客様にとって不動産の取引は一生に数回のことです。でも私にとっては毎日の仕事です。この非対称性を忘れないでいることが、この仕事への向き合い方を決めると思っています。相手にとっては一生に一度かもしれない決断に、自分は毎日関わっている。だからこそ、毎回を一生に一度として扱わなければならない。
年賀状を見ながら、そういうことをしばらく考えました。今年も同じ気持ちで仕事をしようと思いました。大げさな決意ではなく、静かな確認として。

この仕事を選んだ理由は、今も変わっていません。それを確認できる瞬間が、年に何度かあります。その瞬間を大切にしながら、続けていこうと思っています。
本日は以上です。
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