儲からない仕事を
それでも受けるときがある
こんにちは、才光不動産です。
今週の独り言は、正直な話です。不動産の仕事には、正直あまり儲けにならない案件もあります。手間ばかりかかって、手数料はわずかというケースも実際にあります。経営者としては複雑な気持ちになることもありますが、それでも私は、いくつかの理由から、そういった案件を引き受けることがあります。今日はその理由について書きます。
会社である以上、利益は当然大切です。ただ、すべての判断を利益だけで決めてしまうと、会社としての軸がぶれてしまうと感じています。何を大事にする会社なのか、それは日々の小さな判断の積み重ねで決まっていくものだと思います。

価格の小さな空き家の相談
先日も、価格の小さい古い空き家の売却相談を受けました。仲介手数料だけを考えれば、正直大きな案件を優先したほうが会社としては効率的です。それでも受けた理由は、相談してくださった方が本当に困っていて、他の会社では断られ続けていたという背景があったからです。何社も断られた末にうちに辿り着いたと聞いて、これを断ったらこの方はどこにも相談できなくなるのではないかと感じました。困っている方に手を差し伸べられるかどうかは、会社の規模とは関係のないところにあると思っています。
目先の利益より、長く続く関係
もう一つの理由は、そういう案件でこそ、お客様との信頼関係が生まれやすいということです。困っているときに助けてもらった経験は記憶に残り、その方がまた別の機会に、ご家族や知人を紹介してくださることが少なくありません。すべての仕事をそういう気持ちで受けているわけではありませんが、目の前の利益だけを追いかける会社にはなりたくないという思いは、創業当初から変わらず持ち続けています。
社員にどう伝えるか、という課題
ただ、この考え方を社員全員に押し付けるつもりはありません。会社として利益を出さなければ、給料も払えず、誰も幸せになりません。だから私が心がけているのは、「儲からない仕事ばかりを増やせ」ということではなく、「儲かる仕事の中で、ときどきこういう判断をしてもいい」という余白を残しておくことです。数字だけでは測れない判断をする自由を、社員にも持っていてほしいと思っています。その余白こそが、会社らしさをつくっているのだと感じています。判断に迷ったときは一人で抱え込まず、必ず私に相談してほしいとも伝えています。最終的な責任は、経営者である私が取るべきものだからです。

会社を続けるためには利益が必要です。それでも、利益だけを目的にしてしまうと、この仕事を続けている意味を見失ってしまう気がします。バランスを取りながら、これからも判断していきたいと思っています。数字と気持ちの両方に嘘をつかない経営を、これからも社員とともに続けていきたいと思っています。
本日は以上です。
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