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読書シリーズ

覚悟の磨き方

水曜日の読書シリーズ

不動産屋の自分が震えた話

こんにちは、才光不動産です。

水曜日は仕事を少し離れて、読んだ本の話をしようと思います。経営のこと、お金のこと、人間のことを考えさせられた一冊を毎週紹介します。今日は「覚悟の磨き方」。著者は池田貴将さんですが、内容の核心にいるのは吉田松陰です。

幕末の思想家であり教育者。29歳で処刑された松陰が残した言葉を現代語で再構成した本です。読み始めて10分で、手が止まりました。

この本が問いかけてくること:
あなたは今日、本気で生きましたか。言い訳をしないで、自分の信念に従って動きましたか。松陰の問いはシンプルで、だから刺さります。

「死ぬことと見つけたり」ではなく「生ききることと見つけたり」

吉田松陰というと「死を恐れない人」というイメージが先行します。しかしこの本を読むと、松陰が伝えたかったのは「死の覚悟」ではなく「今この瞬間を全力で生きる覚悟」だとわかります。

松陰は松下村塾という小さな塾で若者を教えました。高杉晋作、伊藤博文、山縣有朋。歴史を動かした人物が次々と輩出された塾です。松陰が彼らに教えたのは、知識ではなく「姿勢」でした。学問とは何かを知ることではなく、知ったことを行動に移す力だと松陰は言います。

これを読んだとき、不動産業界のことを考えました。私たちの仕事も同じです。資格を持っていても、知識があっても、それをお客様のために動かせなければ何の意味もない。知識と行動の間にある「覚悟」こそが、プロとアマチュアを分けるものだと改めて思いました。

「夢なき者に理想なし、理想なき者に計画なし」

この言葉は本書の中でも特に有名です。続きがあります。「計画なき者に実行なし、実行なき者に成功なし」。4つが連なって初めて意味をなします。

現代風に言えば「ビジョンなき行動は空回り、行動なきビジョンは妄想」です。どちらが欠けても前には進めない。松陰は江戸時代にこれを言っていました。

松陰の言葉を不動産業に当てはめると
夢・理想
「札幌西区で最も信頼される不動産会社になる」という目標を持つこと
計 画
そのために何を発信し、どのようにお客様と向き合うかを具体化すること
実 行
ブログを毎日書き、損得抜きで本当のことを伝え続けること
成 功
お客様から「あなたに頼みたい」と言ってもらえる瞬間

「至誠にして動かざる者は未だこれあらざるなり」

誠実さを尽くして、それでも動かない人はいない。松陰が繰り返し語った言葉です。

私はこの言葉が好きです。なぜなら商売の本質を突いているからです。テクニックで人を動かそうとすることに限界があります。しかし誠実さで向き合い続けることには、時間がかかっても必ず通じる力があります。

不動産の仕事は「信頼の積み上げ」です。一度の取引で終わらず、10年後に「子どもが大きくなったので買い替えたい」「親が施設に入るので実家を売りたい」と再び連絡をもらえる関係が理想です。それは誠実さを積み上げた先にしかありません。松陰の言葉は、江戸時代のものですが、今の自分への叱咤です。

この本を誰に勧めるか

何かを始めようとしているけれど、踏み出せずにいる人。やり始めたけれど続かない人。自分がどこへ向かっているのかわからなくなっている人。松陰の言葉は、そういう人に対して「言い訳はやめろ、今動け」と背中を押してきます。

ページ数は少なく、1時間もあれば読めます。しかし読んだ後の感覚は、分厚いビジネス書を読み終えたときより重い。それがこの本の力です。

書籍情報
「覚悟の磨き方 超訳吉田松陰」
著:池田貴将 サンクチュアリ出版
毎日更新しています。

本日は以上です。

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