相続の相談が
今月3件重なった。
こんにちは、才光不動産です。
今週の近況報告です。今月は相続に絡む不動産の相談が3件続きました。時期が重なることはよくあるのですが、3件同時期というのは珍しいです。それぞれ事情が異なり、向き合い方も違いました。今日はその3件を振り返りながら、相続と不動産の現実を少し書きます。
相続に絡む不動産の相談は、単純な売却相談より複雑です。感情・家族関係・法的手続き・税務が絡み合っています。それぞれの案件で、私が関われる範囲と専門家に繋ぐべき範囲を見極めることが重要になります。

1件目:兄弟3人で揉めそうになっている案件
最初の相談は、お父様が亡くなって実家をどうするかという話でした。3人兄弟で、長男は地元に住んでいて「できれば残したい」、次男と三男は遠方に住んでいて「売って現金で分けたい」という状況でした。意見が対立しており、私への相談も3人で来たわけではなく、次男の方が代表して来られていました。
私が最初にお伝えしたのは「相続登記と遺産分割協議が先」ということでした。名義がまだお父様のままでは、売却の手続きを進められません。また全員が合意していない状態では、どちらの方向にも動けません。司法書士と一度話すことをお勧めして、その場でご紹介できる先生をご案内しました。不動産の売却は、法的な整理が済んだ後の話です。
2件目:すでに手続きが済んでいてスムーズな案件
2件目は、相続登記も遺産分割協議も済んでいて、あとは売却だけという状況でした。こういう案件は動きやすいです。査定を行って適正価格を提示し、売却活動に入りました。準備が整っている方と話すと、こちらも気持ちよく動けます。相続の準備がいかに重要かを、改めて感じた案件でした。
3件目:相続税の納税期限が迫っている案件
3件目は少し急ぎの案件でした。相続税の納税期限まで数ヶ月しかなく、物件を売って納税資金を作る必要がありました。急ぐ場合は価格の妥協が必要になることがあります。でもどの程度まで妥協できるかは、税額と手持ち資金のバランスによります。税理士の先生と連携しながら、納税額の確認と売却の進め方を並行して進めることになりました。
3件を通じて感じたのは、相続の問題は「早めに動いた人が楽になる」ということです。準備が整っている2件目の方と、急いでいる3件目の方では、選択肢の広さがまったく違いました。親が元気なうちに、家族で話し合っておくことの価値を、改めて実感した一週間でした。
相続と不動産の問題は、早めに動くほど選択肢が広くなります。相続が発生してから相談に来ても遅くはありませんが、発生する前に話を聞いておくだけで、心の準備が大きく変わります。

本日は以上です。
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