プロが教える
費用対効果のリアル
こんにちは、才光不動産です。
不動産の売却相談をいただく際、「売却前にリフォームをした方が高く売れるのか?」というご質問を多くいただきます。
実際のところ、リフォームは必ずしもプラスになるとは限りません。
今回は、売却前のリフォームについて費用対効果のリアルを、実務経験に基づいて解説いたします。

① 大規模リフォームは
費用回収が難しい
キッチンやバスルームなどのフルリフォームには数百万円単位の費用がかかります。
しかし、売却価格にそのまま上乗せできるケースは少なく費用回収はほぼ不可能です。
結論: 大規模なリフォームをしてから売却するのはおすすめできません。
② 費用対効果が高い
「小規模リフォーム」
壁紙の張り替えや簡単なハウスクリーニングなど第一印象を良くする軽微なリフォームは効果的です。
特に中古物件は「清潔感」が重視されるため、少額の投資で買主の印象を大きく変えることができます。
おすすめ: クロス張替え・水回りの簡易クリーニング・照明交換など。
③ リフォームより
「価格設定」が重要
売却を早期に成功させる最大のポイントは、適切な価格設定です。
無理に高値を狙うよりも、市場相場に合わせた価格設定を行うことで早期成約につながります。
実務上: リフォームよりも「販売戦略」と「価格設定」が結果に直結します。
④ ケースによっては
「そのまま売る」方が有利
最近はリノベーションを前提に購入する買主も増えています。
そのため、中途半端なリフォームよりも「現状渡し」で安く売却した方が、買主にとって自由度が高く好まれる場合があります。
ポイント: 売却前に無理に手を加えず、買主のニーズに委ねる選択も有効です。



















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