人と家の物語 vol.4
この家を手放す日が来るなんて
思っていませんでした
— 才光不動産が本音で解説
こんにちは、才光不動産です。
不動産のご相談は「売る・買う」という言葉だけで片付くものではありません。
その裏側には数字では見えない人生の事情があります。
今回は長年住み続けた家を前に、あるご夫婦が「手放す」という選択に向き合ったお話です。
特定されないよう配慮した匿名の“人間ドキュメンタリー”として綴ります。
家を売るという決断は単なる資産整理ではなく
「これまでの暮らし」と「これからの暮らし」の間に線を引く行為でもあります。
だからこそ才光不動産は結論を急がせず、整理から一緒に進めます。
「住み続けるのが当たり前」だった家
ご相談に来られたのは40代後半のご夫婦。
お子さんはすでに独立し、いまはご夫婦お二人の暮らしです。
家は築年数こそ経っていましたが丁寧に住まわれていて生活の跡が“いい意味で”残っていました。
「売るつもりなんて、正直一度も考えたことがなかったんです」
その一言に、この家で積み上がった年月がにじんでいました。
家を建てたときは、ここで老後まで暮らすのが当たり前。
「家を手放す」という選択肢は頭の片隅にもなかったそうです。

「まだ大丈夫」が静かに積み重なる
変化は派手ではありません。
ただ、少しずつ、確実に積み重なっていきます。
- 階段が以前より負担に感じるようになった
- 広い家の掃除・除雪・庭の手入れが重くなってきた
- 夫婦二人には部屋数が多く、“使わない空間”が増えた
- 近所づきあいも変わり、暮らしのテンポが合わなくなってきた
それでも多くの方は、すぐに決断しません。
「もう少し様子を見て」「来年の春になったら」
そうやって先送りにしながら、気づけば数年が過ぎていきます。
ときに“判断を保留するための合言葉”になってしまうことがあります。
その間も固定資産税や修繕、管理の負担は静かに続いていきます。
「売る=失う」ではなく、整理だった
家を手放す話を切り出すと、最初に出てくるのは“不安”です。
「今までの暮らしを否定することになるのではないか」
「思い出まで処分するようで、胸が痛い」
これは、とても自然な感情です。
ただ、話を重ねるうちに、奥様がふと、こう言いました。
「この家があったから、ここまで来れたんですよね」
売却は、過去を切り捨てる行為ではありません。
むしろ、過去を肯定した上で、未来を整える行為だと私たちは考えています。
その日を境に、ご夫婦の話し方が少し変わりました。
「売らなきゃ」ではなく、「整えたい」になった。
この変化は、とても大きいです。

不動産屋として、急がせない
不動産屋は、結論を急がせる方が簡単です。
ですが、才光不動産はそれをしません。
私たちが大切にしているのは、「その方の人生にとって、納得のいく順番で進むこと」です。
だから、最初にやるのは“売るための準備”ではなく、整理です。
- 今の暮らしの負担は、どこから来ているか
- 住み替えをするとしたら、何を優先したいか
- 売らないという選択肢も含め、現実的にどうか
- 売るなら、時期・価格・段取りはどう組むか
結論を急がせないのは、優しさではありません。
「後悔の芽」を先に潰すためです。
まとめ:「手放す」は、暮らしを守る選択にもなる
家を売るという決断は、痛みを伴うことがあります。
ただ、その痛みは「失う」痛みではなく、“次の暮らしを守るための整理”であることも多いです。
それでも、未来を見据えて整える。
その選択ができたとき、売却は“前向きな転換点”になります。
才光不動産は、数字だけでなく、背景も含めて一緒に整理します。
「まだ決めきれない」段階でも構いません。どうぞお気軽にご相談ください。
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「売るべきか、残すべきか分からない」
「住み替えたいが、段取りが不安」
といったご相談も、遠慮なくお申し付けください。
本日は以上です。


















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